Don’t Play Thisは本当に回避すべきか?低評価レビューの真実と2000時間やり込んだ廃人の結論

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「プレイするな」——タイトルでそう警告されながら、あえてその門を叩くのがゲーマーの性というものでしょう。こんにちは、どす恋まん花です。この『Don’t Play This』という怪作に対し、まん花は2000時間という、客観的に見れば正気を疑われるレベルの時間を捧げてきました。もはや私の人生の大部分はこの画面の暗闇の中に溶け込んでいると言っても過言ではありません。

本作は、Steamでの評価が「非常に好評」を維持しつつも、その裏側で阿鼻叫喚の低評価レビューが渦巻く、極めて両極端な性質を持つタイトルです。今回は、一人の熱狂的なプレイヤーとしての視点と、蓄積されたデータに基づいた冷静な分析を交え、このゲームが抱える「光と影」を徹底的に解剖していきたいと思います。

目次

作品概要

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項目 内容
ゲームタイトル Don’t Play This
発売日 不明
開発元 不明
総レビュー数 417件
評価内訳 高評価: 362 / 低評価: 55
好評率 87%
平均スコア ★★★★☆ (4.3) / 5.0
日本語対応 不明
概要 概要取得失敗(サイコホラー・オムニバス)
対応機種 PC (Steam)

データが示す不満の傾向

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※集計サンプル数: 55件

本作に寄せられた低評価レビューを分析すると、非常に興味深い傾向が浮かび上がってきます。円グラフのデータによれば、不満の第1位は「ストーリー/テンポ」に関するもので、全体の約4割を占めています。これは、ホラーゲームにおいて最も重要視される「体験の質」が、プレイヤーの期待を裏切っていることを示唆しています。

構造的な欠陥と「引き延ばし」の正体

なぜこれほどまでにストーリーやテンポに不満が集中するのか。それは、本作が採用している「オムニバス形式」という構造そのものに起因しています。短編を集めた形式は一見すると飽きが来ないように思えますが、実際には一つ一つのエピソードが薄味になりがちです。特に低評価を投じているプレイヤーからは、ゲームをクリアさせるためだけの「不自然な作業」を強いられているという指摘が目立ちます。

例えば、特定の場所へ行くために何度も同じ廊下を往復させられたり、必然性のないロード時間を挟んだりと、プレイヤーの没入感を削ぐ設計が散見されます。これは、純粋な恐怖体験を提供するためではなく、プレイ時間を無理やり水増しするための「人工的な遅延」として機能してしまっているのです。やり込み勢の私から見ても、暗闇の中を目的もなく歩かされる時間は、恐怖よりも「虚無感」が勝る瞬間が多々ありました。

プレイヤーの期待と現実のミスマッチ

多くのユーザーは、このタイトルとビジュアルから、洗練されたサイコホラーや深みのある物語を期待して購入します。しかし、実際に提供されるのは、論理的な繋がりが希薄なエピソードの羅列です。ストーリーの核心に触れるような描写が不足しているため、エンディングを迎えても「結局何だったのか?」という困惑だけが残るケースが多いようです。以下のレビューは、その不満を端的に表しています。

(プレイ時間: 1時間) Говноделы – говноделы никогда не меняются! О чем игра? Ни о чем, как всегда. Искусственно затянутый хронометраж отсутствием нормального передвижения и загрузкой каждого действия это уже стандарт говнохороростроения… 0 логики в происходящем.
(クソゲー作者は、クソゲー作者のままだ!このゲームは何についてだ?いつものように、何の意味もない。まともな移動手段の欠如とすべてのアクションに対するロードによって、プレイ時間が人為的に引き延ばされているのは、もはやクソホラー制作の標準だ。……起きていることに論理がまったくない。)

このレビュアーが指摘するように、「歩く、待つ、驚かされる」というルーチンがあまりにも単調であるため、感性の鋭いプレイヤーほど早々に飽和状態に陥ってしまうのです。

低評価の底流にある「薄っぺらさ」への怒り

どす恋まん花は、これまで親の顔より見た画面を凝視し続けてきましたが、確かに物語の解像度には疑問を感じることがあります。恐怖の演出自体は強烈であっても、そこに「なぜ」という裏付けがない。ただ驚かせるためのギミックが配置されているだけで、プレイヤーを惹きつける物語の核が存在しないという指摘は、データからも明らかです。

特に、無料のデモ版で最高の部分を見せてしまい、製品版の追加要素が期待を下回るという「尻すぼみ」感も、テンポの悪さを助長しています。物語としてのカタルシスがないまま、ただ苦痛な歩行を強いられる。これが、低評価層が最も強く感じている「裏切り」の正体なのです。

期待を恐怖に変換できず、単なる「作業」へと劣化させてしまった罪は重い。

不満の元凶「не」の分析

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※集計サンプル数: 55件

次に、頻出単語ランキングに注目してみましょう。1位に君臨するのは「не」(34回)という単語です。これはロシア語で「~ない(Not/No)」を意味する否定語です。低評価レビューにおいて、これほどまでに否定語が連発される事態は、本作のゲーム性が「欠乏」に基づいていることを如実に物語っています。

「ない」尽くしのユーザー体験

レビューを精査すると、「не страшно(怖くない)」「не оптимизировано(最適化されていない)」「не интересно(面白くない)」といった言葉が並びます。特に「最適化の欠如」は深刻で、一部の環境ではFPSが著しく低下したり、特定のチャプターを順不同でプレイするとゲームがクラッシュしたりといった、技術的な不備が報告されています。

指紋がなくなるほどキーボードを叩き続けてきた私だからこそ言えるのですが、インディーホラーにおける不具合は、時に演出としての「不気味さ」を超えて、単なる「ストレス源」へと変貌します。操作性の悪さや設定の不親切さが、プレイヤーの「不満」という形でこの「не」という単語に凝縮されているのです。

否定から生まれるストレスのメカニズム

また、この「не」は「逻辑(ロジック)がない」という文脈でも多用されています。恐怖演出とゲーム進行の間に合理的な繋がりが見出せない時、プレイヤーは操作に対する納得感を失います。例えば、船の中にモンスターがいるのに電話に出るために留まる主人公の行動など、あまりにも不自然な状況設定が、プレイヤーの没入を阻害しています。

(プレイ時間: 0時間) Проект не играбелен, плохо оптимизирован, постоянные зависания, подгрузки, намеренное растягивание длительности прохождения, локаций не видно, всё в максимальной тени…
(このプロジェクトはプレイ不可能だ。最適化が悪く、絶え間ないフリーズ、ロード、意図的なプレイ時間の引き延ばし、場所が見えないほどの極端な暗闇……。)

このように、プレイヤーは「~できない」という壁に何度もぶち当たります。画面が暗すぎて何も見えない(見えない)、設定が変更できない(できない)、物語が理解できない(できない)。これらの「ない」の積み重ねが、最終的に「お勧めしない」という強い拒絶反応へと繋がっているのです。

否定語が示す「インディーの限界」

どす恋まん花が分析するに、この「не」の多さは、開発者の独りよがりな設計に対するユーザーからの警告でもあります。恐怖とは、プレイヤーがゲームの世界を受け入れて初めて成立するものです。しかし、システム面での不備や物語の欠如といった「否定的な要素」が先行してしまうと、プレイヤーの心は冷めてしまいます。

2000時間もの間、この暗闇と対話してきた私ですら、時折感じる「このゲームは何をさせたいのか?」という疑問。それが、ライトユーザーにとっては「時間の無駄」という明確な否定に変わる。この「не」の嵐は、本作がホラーゲームとしての最小限の礼儀を欠いている瞬間があることを示しているのではないでしょうか。

ユーザーが「ない」と叫ぶ時、そこには恐怖ではなく単なる「拒絶」が支配している。


ユーザーが直面する現実

さて、ここからはより具体的に、プレイヤーが本作でどのような「地獄」を見るのかを描写していきましょう。本作をインストールした者が最初に直面するのは、雰囲気作りという言葉を隠れ蓑にした、あまりにも不親切なインターフェースと、鼓膜を破壊せんばかりの爆音です。

聴覚への暴行:ジャンプスケアの光と影

本作の恐怖演出の大部分は、いわゆる「ジャンプスケア(びっくり箱的な演出)」に依存しています。それ自体はホラーの定番ですが、本作のそれは「卑怯」と言わざるを得ないレベルに達しています。多くのレビュアーが悲鳴を上げているのは、演出そのものの怖さではなく、設定を無視して鳴り響く「異常な音量」です。

どす恋まん花の耳にも、いまだにあの時の耳鳴りが残っています。静寂に包まれた廊下を歩いている最中、突如としてスピーカーが割れるような爆音が響く。それはもはや心理的な恐怖ではなく、肉体的な苦痛です。この「音量の暴力」によって、実際に耳の不調を訴えるプレイヤーまで現れている事実は、ゲームデザインの範疇を超えています。

(プレイ時間: 1時間) WARNING DO NOT PLAY WITH HEADPHONES. I just made an appointment with an ear doctor after this game. Not lying. The jumpscares in this game are so insecure that they are paired with the LOUDEST thing you will ever hear in your life.
(警告:ヘッドホンでプレイするな。このゲームの後、耳医者の予約を入れた。嘘じゃない。このゲームのジャンプスケアはあまりに自信がないのか、人生で聞いた中で最も大きな音とセットになっている。)

虚無の回廊と「暗闇」の乱用

本作における「探索」は、往々にして「暗闇の中での迷子」と同義です。画面の明るさを最大にしてもなお、足元すらおぼつかないほどの漆黒。その中を、遅い移動速度で何度も往復させられる時間は、まさに精神修練の域に達しています。視覚情報を極限まで奪うことで恐怖を煽ろうとした結果、単なる「遊びにくさ」だけが際立ってしまったのです。

かつて私が、呼吸をするのと同じくらい当たり前にこのゲームの各チャプターを周回していた頃、あることに気づきました。プレイヤーが最もストレスを感じるのは、モンスターに襲われる瞬間ではなく、次の「スクリプト(演出のトリガー)」がどこにあるのか分からず、無意味に壁を擦りながら歩いている時間なのだと。この「虚無の時間」こそが、多くの返品希望者を生んでいる要因です。

AIが書いたかのような支離滅裂な対話

物語の断片として語られるセリフやテキストも、プレイヤーを突き放します。あるレビュアーは「AIで書かせたのか?」と揶揄していますが、それほどまでに各チャプターの繋がりやキャラクターの行動原理が支離滅裂なのです。恐怖の対象も、ある時は怪物、ある時は不可解な現象と一貫性がなく、プレイヤーは物語の軸を見失います。

エンディングで語られる「哲学的な独白」も、それまでの脈絡のなさを誤魔化すための付け足しのように感じられてしまいます。どれほど美麗なグラフィックや凝った演出があっても、その根底にあるのが「空っぽの箱」であれば、プレイヤーは失望を隠せません。本作は、その「空っぽさ」を隠すために、爆音と暗闇という厚化粧を施しているに過ぎないのかもしれません。

物理的な痛みと精神的な退屈が交差する時、ゲームは娯楽から修行へと姿を変える。

それでも支持される理由

ここまで散々、データに基づいた不満を書き連ねてきましたが、それでも本作の好評率が80%を超えているという事実は無視できません。2000時間という、人生の貴重な時間をこのゲームに費やしたどす恋まん花としても、本作には「嫌いになれない、抗いがたい魅力」があることを認めざるを得ません。

脳を破壊するほどの「尖った恐怖」

本作が一部の熱狂的な支持を受けている最大の理由は、その「容赦のなさ」にあります。低評価の要因であった爆音や理不尽なジャンプスケアも、刺激に飢えたホラー愛好家にとっては「これくらいでなくては満足できない」という特効薬になり得るのです。万人受けを完全に捨て、プレイヤーを本気で「物理的に」不快にさせようとする姿勢は、近年のマイルドなホラーゲームに対するアンチテーゼとも言えるでしょう。

特に、一部のチャプターで見せる視覚表現のセンスは卓越しています。暗闇の中から浮かび上がる異形の造形や、現実が歪んでいくサイケデリックな演出は、他のインディーゲームでは味わえない独特の質感を持っています。この「一瞬の閃き」に魅せられたプレイヤーが、欠点を承知の上で高評価を投じているのです。

本編を食うほどの伏兵「空飛ぶ卵」

また、意外なほど多くのプレイヤーが絶賛しているのが、ゲーム内に収録されたミニゲーム「空飛ぶ卵」です。本編の重苦しく、理不尽な恐怖とは対照的に、シンプルで中毒性の高いこのゲームにハマってしまうプレイヤーが続出しています。

(プレイ時間: 1時間) まず、「空飛ぶ卵」が神ゲーです。これにハマってしまうと5つの話を見始める前に30分くらい経過するでしょう。……5つの怖い話はけっこう話によって操作感覚が違って飽きずに楽しめます。

本編の恐怖で疲弊した精神を、シュールなミニゲームで癒やす(あるいはさらに困惑させる)。このギャップこそが、本作を単なる「クソゲー」で終わらせない不思議なチャームポイントとなっています。オムニバス形式だからこそ、一つひとつのチャプターが独立しており、たとえ一つがハズレであっても、次への期待を繋ぎ止めることができるのです。

「体験」としての短さという免罪符

本作の全実績解除までの時間は1.5時間程度と、非常にコンパクトです。この「短さ」が、多くの欠点を許容させる要因になっています。数百円という低価格で、心臓を鷲掴みにされるような刺激を短時間で味わえる。いわば「ホラーのファストフード」としての需要に完璧に応えているのです。

やり込み勢である私は、もはやこのゲームのすべての角に何が配置されているかを知り尽くしています。しかし、それでも時折、ふとした拍子にこの暗闇に戻ってきたくなる。それは、本作が持つ「粗削りゆえの生々しい恐怖」が、整えられた大作ゲームにはない、本能的な恐怖を呼び覚ましてくれるからに他なりません。不満点は山ほどある、それでもこの衝撃を誰かに教えたくなる。そんな奇妙なエネルギーが、この『Don’t Play This』には満ち溢れているのです。

理不尽な暴力性に魅せられた中毒者たちにとって、ここは唯一無二の聖域となる。


最終評価と購入ガイド

さて、長々と語ってまいりましたが、どす恋まん花としての結論を下しましょう。
このゲームは、「万人にお勧めできる完成度の高いホラー」ではありません。 むしろ、プレイヤーの耳を壊し、時間を浪費させ、支離滅裂な物語で煙に巻く、極めて不親切なタイトルです。しかし、その「不誠実さ」こそが、このゲームが放つ異様な存在感の源泉でもあります。

もしあなたが、論理的なシナリオや快適な操作性を求めるのであれば、タイトルの忠告に従い、決してこのゲームに触れてはいけません。しかし、もしあなたが「何でもいいから強烈な刺激が欲しい」「鼓膜が破れるほどの絶叫体験を求めている」という猛者であれば、この門を潜る価値はあるでしょう。

最後に、購入を検討している方へのチェックリストを置いておきます。

✅ 購入をお勧めする人

  • 心臓が強く、物理的な爆音によるジャンプスケアを「ご褒美」と感じられる人
  • オムニバス形式の奇妙な世界観を、理屈抜きで楽しめる人
  • 本編よりも中毒性の高い謎のミニゲーム「空飛ぶ卵」に興味がある人

❎ 購入を避けるべき人

  • 聴覚が敏感な人、あるいはイヤホン・ヘッドホンを外さずにプレイしたい人
  • しっかりとした伏線回収や、筋の通ったストーリーを重視する人
  • 暗闇の中を目的なく彷徨う「歩きゲー」に強いストレスを感じる人

プレイするなと言われれば、したくなる。その好奇心が、あなたを未知の恐怖へ誘うか、あるいは単なる後悔へ導くか。すべては、この暗闇の中に答えがあります。

それでは、また次の怪作でお会いしましょう。どす恋まん花でした。


執筆:どす恋まん花

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