Escape the Backroomsレビュー:高評価の裏に潜む低評価の闇を徹底解剖

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こんにちは、皆さん。人気ゲームライターのどす恋まん花です。

本日取り上げるのは、Steamで圧倒的なレビュー数を誇る話題作『Escape the Backrooms』です。ネット都市伝説「Backrooms」を題材にしたゲームは数あれど、本作はその決定版とも目される一作。しかし、光が強ければ影も濃いもの。91%という高い好評率の裏側には、血を吐くような低評価レビューが山積しているのをご存知でしょうか?

まん花は、この黄色い壁に囲まれた地獄に、2000時間という、もはや正気を疑われるレベルの時間を捧げてきました。もはや私の網膜には、常にあの湿ったカーペットの模様が焼き付いていると言っても過言ではありません。今回は、そんな「廃人」の視点から、データに基づいた鋭いレビューをお届けします。

目次

作品概要

Escape the Backroomsレビュー:高評価 レビュー画像 eyecatch.jpg

本作は、ネット都市伝説「クリーピーパスタ」を題材にした、不気味なホラー体験を提供する探索型ゲームです。プレイヤーは、広大で終わりのないかのような「バックルーム」と呼ばれる異空間を舞台に、迷宮のようなステージを探索し、各レベルに仕掛けられた独自の脱出方法を見つけ出して生還を目指します。

ゲームシステムは、最大4人での協力マルチプレイが特徴です。仲間と協力して危険なバックルームを探索しますが、予期せずチームメイトが別のエリアに飛ばされるなど、予測不能な事態が発生します。脱出には全員が生きて出口にたどり着く必要があり、一人でも置き去りにはできません。チームとの連携が不可欠ですが、はぐれると広大な空間で容易に遭難してしまいます。

プレイヤーの没入感を高めるため、リアルなグラフィックと最小限に抑えられたユーザーインターフェースが採用され、陰鬱な雰囲気が徹底的なホラー体験を生み出します。バックルームの都市伝説に基づいた30以上の独自のレベルが存在し、それぞれ異なる謎と危険が待ち受けます。

探索中には、プレイヤーを敵とみなす数多くの「エンティティ」が徘徊しています。これらはそれぞれ異なる特徴を持つため、生き残るためには素早くその特性を理解し、対処法を見つける必要があります。コミュニケーションツールとして近接ボイスチャットが導入されており、仲間との連携に役立ちますが、エンティティにも声が聞こえるため、危険が迫る状況では沈黙が求められるという戦略的な要素も含まれています。

このゲームは、予測不能な恐怖が満載の異空間を舞台に、仲間との協力と戦略が試される、没入感の高いホラー探索ゲームと言えるでしょう。

項目 内容
ゲームタイトル Escape the Backrooms
発売日 2025年10月23日
開発元 Fancy Games, Blackbird Interactive
総レビュー数 131,598件
評価内訳 高評価: 119,376 / 低評価: 12,222
好評率 91%
平均スコア ★★★★☆ (4.5) / 5.0
日本語対応 ✅ 対応
概要 『Escape the Backrooms』は1~4人のマルチプレイ対応の協力型探索ホラーゲームです。エンティティや他の危険を回避しつつ、30以上の不気味なバックルームからなるレベルを踏破します。
対応機種 PC (Steam)

データが示す不満の傾向

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※集計サンプル数: 100件

さて、ここからはデータに基づいた「不都合な真実」に切り込んでいきましょう。どす恋まん花が収集したデータによれば、不満のカテゴリで圧倒的1位を占めるのは「バグ/最適化」の16件です。

バグと最適化の迷宮

このゲーム、見た目のリアルさとは裏腹に、内部構造は驚くほど不安定です。特にマルチプレイ時の同期ズレは、ホラー体験を台無しにするレベルで頻発します。扉を開けたはずなのに仲間には閉まって見える、アイテムを拾ったはずが消滅する……これらはバックルームの怪異ではなく、単なる「技術不足」によるものです。

人生の半分をこの黄色い迷宮に捧げた私から言わせれば、バグさえも攻略対象の一部かもしれませんが、普通のプレイヤーにとって、進行不能バグは恐怖ではなくただのストレスでしかありません。特に「レベル移行時にクラッシュする」という報告は後を絶たず、せっかく数時間をかけて探索した苦労が、一瞬の暗転で無に帰す時の絶望感は、どんなエンティティに襲われるよりも恐ろしいものです。

期待と現実の乖離

多くのプレイヤーは、トレイラーの美麗な映像に惹かれて購入します。しかし、実際にプレイしてみると、その中身は「資産の使い回し」が目立つ、ガワだけの体験であることに気づかされます。マップは広大ですが、その大部分は「何も配置されていない虚無の空間」です。

開発側は「没入感」を言い訳にしていますが、実際にはプレイヤーの探索意欲を削ぐ空虚なデザインが目につきます。探索ゲーにおいて、歩いても歩いても何も起きない、あるいは同じ景色がコピペのように続く構造は、人によっては「手抜き」と感じられても仕方がありません。

(プレイ時間: 11時間) Помойка на 10+ часов. Сырой кусок переваренного третьесортного калла… Огромные пустые однотипные локации… Кривые скрипты у противника…
(翻訳:10時間以上プレイしたゴミ。消化不良の三流のカス:1. 巨大で空虚な、同じことの繰り返しのロケーション。2. 敵のスクリプトと行動パターンの歪さ……)

このように、やり込んだプレイヤーほど「引き延ばし」の構造に怒りを感じる傾向があります。序盤の数時間は新鮮でも、10時間を超えるとその底の浅さが見えてしまうのです。

美しすぎるトレイラーは、時に残酷な詐欺師へと変貌する。

不満の元凶「Que」の分析

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※集計サンプル数: 100件

頻出単語ランキングを見て、どす恋まん花は思わず苦笑してしまいました。堂々の1位に輝いた単語は、なんと「Que」。これはスペイン語やポルトガル語で「なんて(ひどい)」や「何だこれは」といった感嘆詞、あるいは接続詞として使われる言葉です。

多言語で叫ばれる「なんてこった」の正体

なぜ「Que」が21回も登場するのか。それは、南米やヨーロッパのプレイヤーたちが「Que jogo ruim(なんて酷いゲームだ)」「Que bugado(なんてバグだらけなんだ)」と、母国語で嘆き声を上げているからです。これは本作がグローバルに注目されている証左でもありますが、同時に言語の壁を越えた共通のストレスが存在することを証明しています。

親の顔より見たあの黄色い壁を背に、ブラジルのプレイヤーもスペインのプレイヤーも、同じようにキーボードを叩いて憤慨している姿を想像してみてください。彼らが最も指摘するのは、やはり「単調さ」です。操作感に関しても、慣性が強く効きすぎている、あるいは階段などの段差で引っかかるなど、基本的なアクション部分での粗さが目立ちます。

翻訳とローカライズの壁

また、メニュー画面や設定周りのローカライズも不十分です。「Que」と叫ぶプレイヤーの中には、キーアサインが変更できないことへの不満を持つ人も多く見られました。QWERTY配列以外のキーボードを使用する地域では、移動キーの変更ができないことは致命的な問題となります。

ゲームを遊ぶための最低限の土俵さえ整っていない。そんな状況が、彼らに「Que…(なんてこった)」と言わせているのです。

(プレイ時間: 0時間) Tres nul on ne peut pas changer les touche
(翻訳:最悪。キー設定を変更できない)

わずか0分(起動直後)でレビューを書かせ、返金に走らせる。これはゲーム内容以前の問題であり、開発側の配慮不足と言わざるを得ません。

「Que」の多用は、世界中のユーザーが共通の不自由を強いられているという悲痛な叫びである。


ユーザーが直面する現実

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本作において、プレイヤーを最も苛立たせるのは「理不尽な難易度」と「虚無の時間」のバランスです。指紋がなくなるほどコントローラーを握りしめてきた私だからこそ、その理不尽さの深淵を解説しましょう。

3秒しか走れない絶望

まず、このゲームの主人公は驚くほど体力がありません。エンティティ(敵)に遭遇した際、全力で走れる時間はわずか数秒。一方で、敵は壁を突き抜けてきたり、異様な感知能力でこちらを追い詰めてきます。スタミナ管理がシビアすぎるあまり、ホラーのスリルを通り越して「作業的な死」が繰り返されるのです。

「死んで覚える」と言えば聞こえはいいですが、本作の死は単調です。捕まれば大きな音と共に同じアニメーションを見せられ、チェックポイントからやり直し。そのチェックポイントの間隔も絶妙に悪く、同じ虚無の空間を再び数分間歩き続ける羽目になります。これは「恐怖」ではなく「退屈」への入り口です。

虚無のウォーキングシミュレーター

「Backrooms」という題材上、迷うことは醍醐味のはずです。しかし、ゲームとして実装された場合、それは単なる「時間の無駄」と紙一重です。本作には、プレイヤーに明確なヒントを与えないまま、広大なラビリンスを彷徨わせるレベルが多々存在します。

仲間とワイワイ遊んでいれば笑えるかもしれませんが、一人でプレイしている時は、ただひたすらに壁を見つめて歩くだけの孤独な作業となります。その「歩き」の体験自体が快適であれば救いもありましたが、前述の通りバグや慣性の問題があり、快適とは程遠いのが現状です。

(プレイ時間: 4時間) Jogo eh terrivel. As fases sao absolutamente repetitivas… O sistema de audio dentro do jogo eh H O R R I V E L.
(翻訳:このゲームはひどい。ステージは完全に繰り返しだ。ゲーム内のオーディオシステムは最悪だ。18レアル(約500円)払ったが、そのお金を無駄にしたと確信している。)

オーディオシステム、特に近接ボイスチャットに関しても、雰囲気作りには貢献しているものの、技術的なノイズや音量バランスの悪さが、逆に没入感を削ぐ結果となっています。

孤独な迷宮探索は、一歩間違えれば「壁のシミを数える仕事」へと成り下がる。

それでも支持される理由

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ここまでボロクソに書いてきましたが、それでもどす恋まん花がこのゲームに魂を売っているのはなぜか。それは、本作が持つ「唯一無二の空気感」が、他の追随を許さないほど鋭いからです。

協力プレイが生む奇跡

低評価レビューの多くが「一人では面白くない」と述べていますが、逆を返せば友人とプレイした時の爆発力は凄まじいものがあります。暗闇で仲間とはぐれた時の本能的な恐怖、ボイスチャット越しに聞こえてくる悲鳴、そしてエンティティに追われながら必死に脱出口を探す一体感。これらは、バグや粗さを補って余りある「最高の思い出」を提供してくれます。

高評価レビューに「神ゲー」「ただただ楽しい」という短文が多いのは、理屈抜きでその場の盛り上がりが最高潮に達するからでしょう。バグでキャラクターが変な方向に曲がっているのを見て爆笑し、次の瞬間には背後の怪異に震え上がる。この感情のジェットコースターこそが、本作の真骨頂です。

リミナルスペースの再現度

また、グラフィックの質感に関しても、低評価勢の意見はあるものの、コアなファンからは絶賛されています。「リミナルスペース(境界の空間)」特有の、どこか懐かしく、それでいて生理的な嫌悪感を抱かせる黄色い壁や蛍光灯のジリジリという音。この再現度において、本作は間違いなくトップクラスです。

物語の核心に触れることは避けますが、アップデートごとに増えていくレベルの多様性も魅力です。それぞれのレベルが異なる「恐怖の形」を提示しており、開発者のBackrooms愛だけは本物であると感じさせます。

欠点だらけの不器用な怪作。だが、その欠点さえも共有できる仲間がいれば、唯一無二の神ゲーと化す。


最終評価と購入ガイド

どす恋まん花としての結論を申し上げます。

このゲームは、「完成された製品」を求める人には毒であり、「未完成の恐怖を仲間と笑い飛ばせる人」には至高のスパイスです。2000時間という、魂を削るようなプレイ時間を経て思うのは、このゲームの本当の敵はエンティティではなく、「自分の期待値」だということです。

低評価レビューにある不満は、そのほとんどが正論です。バグは多いし、操作性は悪い。しかし、それを承知の上でこの黄色い地獄に足を踏み入れる覚悟があるなら、あなたは他では味わえない「一生モノのトラウマ」を友人と共有できるはずです。

✅ 購入をお勧めする人

  • Backroomsの世界観(リミナルスペース)が死ぬほど好きな人
  • バグや理不尽な死を、友人と一緒に笑い飛ばせるメンタルを持っている人
  • 「効率」よりも「雰囲気」や「没入感」を重視するゲーマー

❎ 購入を避けるべき人

  • 洗練されたアクションや、完璧にバランス調整されたゲームを求める人
  • 一人でじっくり、ストレスなく物語を楽しみたいソロプレイヤー
  • 3D酔いしやすく、暗い画面や単調な景色が苦手な人

さて、どす恋まん花のレビューはいかがでしたでしょうか?
購入ボタンを押す前に、もう一度だけ自分のスタミナゲージ(忍耐力)を確認してみてくださいね。それでは、またバックルームのどこかでお会いしましょう。


執筆:どす恋まん花

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