レゴ®バットマン™:レガシー・オブ・ザ・ダークナイトのレビューと低評価の真相|伝説の再構築か、それとも崩壊か?

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皆さん、ご機嫌よう。どす恋まん花です。
今日は、多くのDCファンとレゴ愛好家が待ち望んだ一作、『レゴ®バットマン™:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』について、じっくりと腰を据えて語り合いたいと思います。

本作は、あの『レゴ®スター・ウォーズ™:スカイウォーカー・サーガ』のスタッフが再集結したということで、発売前から凄まじい熱量で迎えられましたわね。バットマンの起源から、彼が「闇の騎士」として確立されるまでの旅路をレゴの世界で再現する……。そんなコンセプトに、胸を躍らせなかったファンはいないはずです。

実を申しますと、どす恋まん花はこの作品に2000時間という、もはや正気の沙汰とは思えないほどの時間を捧げてまいりました。もはや私の人生の一部と言っても過言ではありません。しかし、愛しているからこそ、見過ごせない「闇」があるのも事実。

現在、本作の評価は驚異的な高評価率を誇る一方で、一部の熱心なプレイヤーからは悲痛なまでの「低評価」が突きつけられています。なぜこれほどまでに意見が分かれるのか? その裏に隠された、無視できないバグや、これまでのレゴゲーの常識を覆す仕様の数々……。今日はデータの海を泳ぎながら、一人のゲーマーとしての熱量を込めて、本作の真実を白日の下にさらしていこうと思います。

目次

作品概要

レゴ®バットマン™:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト レビュー画像 eyecatch.jpg

『レゴ®バットマン™:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』は、バットマンの誕生からヒーローとしての成長までを追体験できる、物語主導型のアクションアドベンチャーです。本作では、若きブルース・ウェインが影の同盟で修行を積み、ジョーカーやペンギンといった強敵に立ち向かいながら、ロビンやキャットウーマンら仲間との絆を深めていく壮大な物語が描かれます。

ゲームシステムは、爽快なコンボ攻撃、隠密行動のステルス、そして証拠を追う探偵スキルを融合させた、新しいバトルスタイルが特徴です。広大なオープンワールドとして再現されたゴッサム・シティは没入感にあふれ、バットモービル(タンブラー)やバットサイクルを自在に操って疾走できます。また、グラップルやグライダーを駆使した、縦横無尽な移動も可能です。

街にはアーカム・アサイラムやウェインタワーといったおなじみの名所が点在し、至る所で犯罪解決やチャレンジ、秘密の探索などのアクティビティが楽しめます。レゴの世界観で描かれるダークナイトの伝説を自らの手で組み立て、ゴッサムの平和を守り抜く究極のヒーロー体験が味わえる一作です。

項目 内容
ゲームタイトル レゴ®バットマン™:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト
発売日 2026年5月22日
開発元 TT Games
総レビュー数 3,403件
評価内訳 高評価: 3,313 / 低評価: 90
好評率 97%
平均スコア ★★★★★ (4.9) / 5.0
日本語対応 ✅ 対応
概要 ダークナイトとして立ち上がり、迫力の戦闘、オープンワールドのゴッサム・シティ、そしてファンが愛してやまないレゴ®ならではの魅力が詰まった冒険で、バットマンの物語を体験しましょう。
対応機種 PC (Steam)
PlayStation 5
Nintendo Switch
Xbox Series X|S

データが示す不満の傾向

レゴ®バットマン™:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト レビュー画像 Graph1_Pie.png

※集計サンプル数: 67件

本作に対する不満の声をデータで紐解いていくと、まず目に飛び込んでくるのが「バグ/最適化」への圧倒的な批判です。23件という数字は、単なるマイナートラブルの域を超えていますわね。指紋がなくなるほどコントローラーを握りしめてプレイしてきたまん花からすれば、この数字の重みは痛いほど分かります。

最適化不足と、美しすぎるケープの罠

本作のグラフィックは、レゴゲー史上最高峰と言っても過言ではありません。特にバットマンの象徴であるケープ(マント)の質感、風にたなびく挙動は、見惚れるほどに美しい。しかし、その美しさがアダとなっているのです。多くのプレイヤーが指摘しているのは、ケープの描画負荷が異常に高く、表示されるだけでフレームレートが劇的に低下するという問題です。

オープンワールドのゴッサム・シティを飛び回る際、本来なら最も爽快であるべき瞬間が、カクつきと遅延によって台無しになる。これは、没入感を重視する本作にとって致命的な欠陥と言えるでしょう。ハイエンドなPC環境ですら、特定の場所で処理落ちが発生する様子は、まさに「ゴッサムの呪い」のようです。

進行を阻む「ソフトロック」の恐怖

さらに深刻なのが、ゲームの進行が完全に止まってしまう「ソフトロック」の多さです。特にチュートリアルや特定のミッションで、敵が壁の中に埋まって倒せなくなったり、必要なアイテムを持ったままキャラクターが動かなくなったりする現象が報告されています。

(プレイ時間: 17時間) this game is pretty fun. the negative review is NOT for performance, even tho i think its bad for a game like this. the game has countless bugs and problems all over it Story mode completed and almost every level has a noticeable glitch or softlock: -in the combat tutorial, some enemies can spawn outside of the combat zone. full softlock, have to restart -early into the game, there is a sequence where u have to get sushi from behind a curtain. for some reason if u do this too quickly, your game gets stuck unable to move your character while he holds sushi. full softlock have to restart…
(日本語訳:このゲームはかなり楽しい。ただ、この低評価レビューはパフォーマンスに対するものではない……たとえパフォーマンスが悪いと思ってもね。ゲーム全体に数えきれないほどのバグと問題があるんだ。ストーリーモードをクリアしたけれど、ほぼ全てのレベルで目立つグリッチやソフトロックに遭遇した:戦闘チュートリアルで敵が戦闘ゾーンの外にスポーンして進行不能になったり、序盤の寿司をカーテンの後ろから手に入れるシーケンスで、急ぎすぎると寿司を持ったままキャラが動けなくなってリスタートを余儀なくされたり……)

こうした不満は、最適化不足という言葉では生ぬるいほどに、プレイヤーの熱意を削いでいきます。

特にやり込みプレイヤーにとって、数時間のプレイが無に帰すソフトロックの存在は、ジョーカーの毒ガスよりも恐ろしいものです。せっかくの素晴らしいストーリーも、システム側の不備によって何度も中断させられれば、興ざめしてしまうのは自明の理。開発側は早急なパッチ対応を行うべきでしたが、現状では「プレイヤーがバグを回避しながら進む」という、皮肉なプレイスタイルが求められています。

これはフルプライスの製品版ではなく、有料のベータテストである

不満の元凶「Lego」の分析

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※集計サンプル数: 67件

頻出単語のトップに君臨する「Lego」という言葉。一見すると、レゴのゲームなのだから当然に思えますが、その文脈を読み解くと、非常に根深い「アイデンティティの喪失」への嘆きが見えてきます。親の顔より見た画面と言えるほどシリーズを愛してきたファンにとって、今作の「Lego」という単語は、期待の裏返しとしての「不満」として使われているのです。

レゴらしさの欠如とシステムの簡略化

これまでのレゴシリーズと言えば、100人を超える膨大なプレイアブルキャラクター、隠された赤ブロック、そしてユーモア溢れるフリープレイの楽しさが売りでした。しかし、本作はその多くを切り捨ててしまっています。使用できるメインキャラクターはわずか9名程度。あとの100体以上は、単なるスキンのバリエーションに過ぎないという事実は、収集癖のあるゲーマーにとっては悲報以外の何物でもありません。

また、以前の作品にあった「レッドブリッジ(チート的なお遊び要素)」などの伝統的なおまけ要素が排除され、よりシリアスなアクションゲームへと舵を切っています。これが「バットマンのゲーム」としては正解でも、「レゴのゲーム」としては不正解だと感じてしまうプレイヤーが続出しているのです。

操作感のズレと「何のためのレゴか」という問い

本作のアクションは、名作『アーカム』シリーズを彷彿とさせる洗練されたものですが、それが逆に「レゴである必要性」を薄れさせています。精密なコンボやステルスを求めるあまり、レゴ特有の「壊して作る」というワクワク感が二の次になっている点は否定できません。

(プレイ時間: 6時間) This is not a lego game, and it is not a batman game. If you wanted a lego game, well that’s too bad, because they’ve cut down everything to make space for a batman game inside of it. If you wanted a Batman game, well that’s also too bad, because they’ve cut down everything to attempt to call it a lego game.
(日本語訳:これはレゴのゲームではないし、バットマンのゲームでもない。もしレゴゲーを期待しているなら、それは残念なことだ。バットマンゲーとしての要素を詰め込むために、レゴゲーの要素がすべて削ぎ落されているからだ。バットマンゲーを期待していても同様だ、レゴという名目に収めるためにあらゆる要素がカットされているからだ。)

このレビューが指摘するように、二兎を追う者が一兎をも得ていないという感覚が、中堅層のプレイヤーには強く残っています。

もちろん、新しい挑戦は評価されるべきですが、長年築き上げてきた「レゴゲームのフォーマット」を愛していたファンからすれば、これはもはや別のゲームなのです。まん花も、初めて本作を起動した時、あまりにスタイリッシュすぎて「私の知っているレゴはどこへ行ったの?」と動揺してしまったことを覚えています。

レゴの皮を被った、魂なきアーカムの模倣品に成り下がっていないか


ユーザーが直面する現実

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さて、ここからはさらに踏み込んだ話をしましょう。人生の半分を捧げたと言っても過言ではないほど本作を遊び尽くした私が直面した、理不尽極まりない「ゴッサムの現実」についてです。それはバグだけではありません。現代のゲーム業界が抱える「悪しき習慣」が、この可愛らしいレゴの世界にも侵食しているのです。

サブスクリプションと衣装の壁

最も多くの怒りを買っているのは、ゲーム内のコンテンツをアンロックするために、ゲーム外の契約を求める手法です。具体的には、一部の衣装を入手するために「HBO Max」への加入や「Twitch Drops」への参加、さらにはWBアカウントとの連携が必須となっています。

特にカナダなど、特定のサービスが展開されていない地域のプレイヤーにとって、これは物理的にコンプリートが不可能であることを意味します。70ドルから90ドルという高額なデラックス版を購入したにもかかわらず、「お前の国ではこのスーツは着られないぞ」と突きつけられる絶望感。これを「ゴミ」と吐き捨てるユーザーの気持ち、分かりますわよね。

ローカル協力プレイの退化

さらに、レゴゲーの伝統である「家族や友人と肩を並べて遊ぶ」という体験にも冷や水が浴びせられました。PC版において、キーボードとコントローラーの組み合わせでローカル協力プレイが正常に動作しないという、信じがたい不具合(あるいは仕様)が存在します。

(プレイ時間: 26時間) This game has a major bug that needs to be addressed if they’re going to charge 70-90 dollars for this game. In order to do local couch co-op, you must have two controllers to get it to work. A keyboard and mouse + controller set up with not work natively in this game. This is the first Lego game to have this issue…
(日本語訳:70ドルから90ドルも取るなら、この重大なバグは対処されるべきだ。ローカルの協力プレイをするために、コントローラーを2台用意しなければならない。キーボード&マウスとコントローラー1台の組み合わせでは、ネイティブに動作しないんだ。こんな問題があるレゴゲーはこれが初めてだ……)

これを解決するために外部ソフトを導入しなければならないという現実は、ライトユーザーには高すぎるハードルと言わざるを得ません。

本来、レゴゲーは誰もが手軽に、直感的に遊べるものであるべきです。それなのに、起動するたびに「DLCが利用できません」という誤表示に怯え、協力プレイのために設定をいじり回す……。そんな「虚無の時間」を、誰が望んだでしょうか。バットマンは一人で戦う孤独なヒーローかもしれませんが、私たちは友人と一緒にゴッサムを守りたかったのです。

ファンへの誠実さを欠いた、不親切な集金システムの結末だ

それでも支持される理由

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ここまで散々に語ってきましたが、ここで一つの大きな疑問が浮かびます。これほどまでに欠点が多いのなら、なぜ好評率97%という驚異的なスコアを叩き出しているのか? 三度の飯よりバットモービルを愛する私、どす恋まん花が、その「抗いがたい魅力」についても公平に分析しましょう。

圧倒的な雰囲気と「バットマン体験」の純度

本作がこれまでのレゴゲーと一線を画しているのは、その「演出力」です。雨に濡れるゴッサムの石畳、遠くに聞こえるパトカーのサイレン、そして重厚なBGM。これらは、もはや子供向けのブロック遊びの域を完全に脱しています。

特に戦闘システムは、レゴ特有の軽快さを残しつつも、アーカム・シリーズのような「流れるような暴力の芸術」を実現しています。バットマンとなって犯罪者の集団に飛び込み、華麗なコンボで制圧する快感。それは、多くのバットマンファンが求めていた「理想のヒーロー像」そのものなのです。バグの山を越えてでも、この「最高のバットマン体験」を味わいたいと願うプレイヤーが後を絶たないのも頷けます。

シリーズ最高のオープンワールド

ゴッサム・シティの作り込みも、脳内に直接マップが刻まれるほど走り込んだ私から見ても、実に見事です。ウェインタワーからダイブし、グライダーで滑空しながら、眼下に広がるエース・ケミカルを眺める。その自由度と没入感は、過去のどのレゴゲーも到達できなかった領域にあります。

また、批判されていたキャラクター数の少なさも、裏を返せば「バットマンファミリー」一人ひとりのアクションや個性が非常に濃密に作られているということでもあります。広く浅いコレクションではなく、狭く深いキャラクター体験へとシフトしたことは、新しいレゴゲーの形として一定の成功を収めていると言えるでしょう。

不満点は山積み。しかし、それを補って余りあるほどの「バットマンへの愛」が、このゲームの根底には流れています。だからこそ、多くのファンは「バグさえなければ神ゲーなのに!」と叫びながら、今日もコントローラーを離せないのです。

欠点に目を瞑らせるほどの、強烈な輝きがそこにはある


最終評価と購入ガイド

さて、長々と語ってまいりましたが、そろそろ結論を出しましょう。

『レゴ®バットマン™:レガシー・オブ・ザ・ダークナイト』は、睡眠時間をすべて削ってでもプレイする価値のある傑作ですが、同時に、未完成のまま世に送り出された危うい作品でもあります。

どす恋まん花としての評価は、「究極のファンアイテムであり、最悪の製品版」です。バットマンというキャラクターを心から愛し、多少のバグや理不尽な仕様を「ゴッサムの日常」として笑い飛ばせる強靭なメンタルをお持ちの方なら、これ以上の体験はありません。しかし、安定した動作や、これまでのレゴシリーズのような「親切でボリューム満点な内容」を期待しているのなら、今はまだ時期尚早かもしれませんわね。

最後に、購入を迷っている方のためにチェックリストを用意しました。ご自身のプレイスタイルと照らし合わせて、賢明な判断を下してください。

✅ 購入をお勧めする人

  • 「アーカム」シリーズのような、本格的なバットマン・アクションをレゴで楽しみたい人
  • バグやフレームレート低下に遭遇しても、パッチを待つ余裕がある寛容なゲーマー
  • キャラクターの数よりも、一人ひとりのアクションの質やストーリーの重厚さを重視する人

❎ 購入を避けるべき人

  • 100人以上のキャラクターを解禁し、自由に切り替えて遊ぶ「従来のレゴゲー」を求めている人
  • サブスクリプション連携や限定ドロップなど、ゲーム外の要素でコンテンツを縛られるのが大嫌いな人
  • 低スペックなPC環境や、設定に手間をかけたくないローカル協力プレイ派の人

魂をコントローラーに宿す勢いでプレイし続けてきた私ですが、願わくば、この素晴らしいゲームがパッチによって磨き上げられ、本当の意味で誰もが楽しめる「伝説」になることを切に願っています。

それでは、またゴッサムの夜空の下でお会いしましょう。どす恋まん花でした。


執筆:どす恋まん花

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