LORT レビュー|神ゲーかクソゲーか?低評価が相次ぐ「ソロお断り」の真相に迫る

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皆さん、ご機嫌よう。ゲームライターのどす恋まん花です。

本日取り上げるのは、2026年の幕開けと共に大きな話題(と物議)を振りまいている新作アクションローグライト『LORT』です。本作は最大8人での協力プレイを掲げ、カオスな戦場と圧倒的なパワーアップを売りにしていますが、Steamレビューを覗くとそこには「賛否両論」の嵐が吹き荒れています。

まん花はこの作品を2000時間やり込んでいます。ええ、もはやこのゲームの世界で住民票を取った方が早いのではないかというレベルで浸かりきっております。その上で断言しましょう。このゲームは「最高に面白い」と同時に、「最高に不親切」です。今回は、多くのプレイヤーがなぜ「低評価」を投じているのか、その裏にあるデータの分析と、やり込んだ廃人だけが見える景色の両面から、徹底的にレビューしていきたいと思います。

目次

作品概要

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『LORT』は、1~8人の協力プレイに対応したアクションローグライトです。プレイヤーはフレンドとチームを組み(勇敢な単独プレイも可能)、呪われた神秘的な世界を舞台に、戦い、略奪し、脱出を目指します。最大8人でのプレイは、混沌と狂気に満ちた協力体験が醍醐味。仲間と連携して攻撃コンボを決め、互いを援護し、倒れた仲間を復活させながら、高まる脅威に立ち向かいます。

このゲームの核となるのは、ローグライトならではの圧倒的な「成長」と「パワーアップ」です。プレイヤーは「ゴブリンをつつける」レベルから、「神を打ちのめせる」レベルへと飛躍的に成長し、「完全無敵」を目指します。その鍵となるのが、100種類以上存在するユニークなパワーアップ。これらを収集し、自由に組み合わせてスタックさせることで、想像を絶するようなビルドを構築し、ばかばかしいほど圧倒的なパワーを獲得できます。プレイするたびに異なるパワーアップの組み合わせが生まれ、毎回新鮮な戦略と爽快な戦略と爽快な戦闘が楽しめます。

戦闘システムは自由度の高いアクションが特徴。剣、杖、弓、古風な銃といった多彩な武器を状況に応じて自在に交換し、爆発的なコンボを繰り出して敵をメッタ打ちにする快感が味わえます。道のりには、巨大で奇妙なボスたちが待ち構えています。彼らは激しい攻撃と卑劣な手段でプレイヤーを翻弄しますが、立ち回りを学び、弱点を突くことで、より激しく反撃することが可能です。

クエストの選択やプレイスタイルの構築によって、状況が劇的に変化するリプレイ性も魅力。「カオスを生み出すか、賢くプレイするか」はプレイヤー次第で、自分だけの「唯一無二のプレイ」を追求できます。予測不能な展開と、突き抜けたパワーアップの組み合わせが、プレイヤーに忘れられない冒険を提供します。

項目 内容
ゲームタイトル LORT
発売日 2026年1月21日
開発元 Big Distraction
総レビュー数 365件
評価内訳 高評価: 260 / 低評価: 105
好評率 71%
平均スコア ★★★★☆ (3.6) / 5.0
日本語対応 ✅ 対応
概要 『LORT』は1〜8人の協力プレイアクションローグライトゲーム。フレンドとチームを組み、呪われた神秘的な世界で戦い、略奪し、とんでもないパワーアップを集めよう。脱出を目指して戦い、仲間を復活させ、ゴブリンをつつけるだけのレベルから神を打ちのめせるレベルに成長し、完全無敵となれ。
対応機種 PC (Steam)

データが示す不満の傾向

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※集計サンプル数: 100件

本作に対する不満の内訳を見ると、もっとも多いのが「ボス/敵の強さ」で17件、次いで「理不尽な難易度」が16件となっています。この二つだけで不満全体の約6割を占めている計算になりますね。データから見えてくるのは、開発側が想定した「神を打ちのめせるレベル」に到達する前に、プレイヤーが「理不尽な壁」に叩き伏せられているという現実です。

特に問題視されているのは、敵のHPスケーリングと攻撃予備動作(予兆)の不透明さです。ローグライトにおいて「敵が強い」ことは必ずしも欠点ではありませんが、本作の場合はその強さが「工夫で乗り越えられる壁」ではなく、「単なる数値の暴力」として感じられてしまう点に多くのプレイヤーが苛立ちを覚えています。まん花も人生の半分をこのゲームのモニター前で過ごしてきましたが、序盤の脆弱な状態でのボス戦は、まさにプラスチックのスプーンでコンクリートの壁を掘るような、途方もない虚無感を伴うことがあります。

圧倒的な敵の硬さと理不尽なパワーバランス

多くの低評価レビューで共通して語られているのは、特に第2ステージ以降の難易度急上昇です。第1ステージで「おっ、いい感じに無双できそうだぞ」と油断したプレイヤーを、第2ステージの敵は容赦なく蹂躙します。そこには戦略的な駆け引きというより、単純に「敵の体力が数倍になり、こちらの攻撃が豆鉄砲になる」という原始的な絶望が待っています。

一部のレビュアーが指摘するように、アイテムのドロップ率や獲得できるゴールドの少なさが、この「敵の硬さ」をより深刻な問題へと押し上げています。敵を倒しても十分な報酬が得られず、キャラクターを強化できないまま次の強敵に挑まされる。この負のループこそが、プレイヤーの心を折る最大の要因となっているのです。

探索のテンポを削ぐ巨大すぎるマップ

また、マップ/探索に関する不満(9件)も見逃せません。本作の世界は広大ですが、その密度については疑問符が付きます。敵のキャンプとキャンプの間には広大な「何もない空間」が広がっており、移動が単なる苦痛になっているという意見が散見されます。

移動速度を上げる手段が限られている中で、広大なマップを延々と走らされる体験は、スピーディーなアクションを期待した層には非常に退屈に映るでしょう。特にジャンプ台代わりの「ひまわり」がランダムな方向にプレイヤーを飛ばす仕様は、ユーモアのつもりかもしれませんが、効率を求めるゲーマーにとってはストレスの種でしかありません。

(プレイ時間: 11時間) This is going to be long and rambly… The game is not built for solo play, the maps are too big, the enemies are too much at times and the bosses are too tedious to fight without a team. The game is just M1 spam and the character and weapon roster are not big enough yet so it gets boring real quick. (日本語訳:長文になるけど要約するよ。このゲームはソロ向けに作られていない。マップは広すぎ、敵は多すぎ、ボスはチームなしで戦うにはあまりに退屈だ。ゲーム性はただのメイン攻撃連打で、キャラや武器のバリエーションもまだ足りないからすぐに飽きてしまう。)

バランス調整の放棄とも取れる極端な数値設定が、初心者を門前払いしている。

不満の元凶「Solo」の分析

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※集計サンプル数: 100件

頻出単語のトップに君臨するのは「Solo(40回)」です。これこそが『LORT』が抱える最大の爆弾と言っても過言ではありません。本作は「1~8人プレイ」を謳っていますが、実態は「8人プレイに最適化されたゲームを、1人で遊ぶことも許可されている」という状態に近いのです。

まん花は親の顔よりもこのゲームのタイトル画面を見て育ちましたが、一人でプレイしている時の孤独感と、押し寄せる敵の群れに対する無力感は、他のローグライト作品では味わえないほど過酷なものです。本作には野良プレイヤーとのマッチング機能が存在しないため、一緒に遊ぶ友人がいないプレイヤーは、文字通り「ソロで地獄を這いずり回る」か、「Discordで必死に募集をかける」かの二択を迫られます。

ボッチお断りの非情なマッチング設計

現代のマルチプレイゲームにおいて、オートマッチング機能がないというのは致命的な欠陥と言えるでしょう。特に本作のような「わちゃわちゃ感」を売りにしているタイトルであれば、見知らぬ誰かと即座にカオスを共有できる環境が不可欠です。

しかし、現実は非情です。「フレンドを誘うか、さもなくば去れ」と言わんばかりの仕様は、ソロプレイヤーを「Solo player? Well, f### you.(ソロプレイヤーか?くたばれ)」という心境に追い込んでいます。協力プレイを前提とした難易度調整がなされているため、ソロでは敵のヘイト(敵意)がすべて自分に集中し、回避行動一つミスするだけで即死に繋がる。このスケーリングの欠如が、ソロプレイヤーの楽しみを根底から奪っているのです。

ソロプレイにおけるスケーリングの不在

ローグライトの名作『Risk of Rain 2』などは、プレイヤー人数に応じて敵の数や強さが柔軟に変化しますが、『LORT』の調整は大雑把と言わざるを得ません。ソロであってもボスのHPは膨大で、一回の戦闘に10分以上かかることも珍しくありません。

その間、プレイヤーがやることは「メイン攻撃を連打しながら、リチャージの遅い回避を一回だけ使う」ことの繰り返しです。この単調な作業を「歯ごたえがある」と呼ぶには、あまりにアクションの引き出しが少なすぎます。指紋がなくなるほどコントローラーを握りしめて戦っても、得られる結果がわずかな強化アイテム一つでは、割に合わないと感じるのも無理はありません。

(プレイ時間: 5時間) If you have friends then yes it’s fun. If you don’t have friends you may just want to stick to Risk of Rain or the like. I doubt more than 1% of players can beat this game solo as it stands. THERE IS NO MATCHMAKING SO YOU MUST HAVE FRIENDS THAT PLAY TO GROUP UP OR JOIN A DISCORD. (日本語訳:友達がいれば楽しいよ。でもいないならRisk of Rainとかをやってた方がいい。現状、ソロでこのゲームをクリアできるのは1%もいないだろう。マッチング機能がないから、一緒に遊ぶ友達を連れてくるかDiscordに入るしかない。)

「1人でも遊べる」という言葉の裏にあるのは、逃げ場のない孤独な死闘である。


ユーザーが直面する現実

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ここで、ある一人のプレイヤーが辿る「絶望のロードマップ」を追体験してみましょう。ゲームを開始すると、まずはポップなグラフィックと小気味よい操作感に「おっ、当たりかも」と期待に胸を膨らませます。しかし、その輝きは最初の夜が訪れた瞬間に潰えます。

あたりが暗くなると同時に、画面を埋め尽くすほどの敵がスポーンし始めます。それはまるで「ブラックフライデーの特売に群がる群衆」のよう。プレイヤーは必死に剣を振り、魔法を放ちますが、敵の数は一向に減りません。それどころか、遠距離から回避不能な精度の狙撃が飛んできて、体力の半分が消し飛びます。

回復薬という名の「自殺スイッチ」

窮地に陥ったプレイヤーは、最後の望みを託して回復薬(ポーション)のボタンを押します。しかし、ここで本作独自の「呪い」が発動します。回復薬を飲むモーションが異常に長く、しかもその間は完全に無防備。移動速度も極端に低下します。

敵の群れのど真ん中で、悠々とコルクを抜いて瓶を傾けるキャラクター。当然、その隙に敵のメッタ打ちに遭い、回復した量以上のダメージを受けて死ぬことになります。この「回復しようとすると死ぬ」というパラドックスは、多くの初心者を混乱させ、憤慨させました。心臓の鼓動よりもゲーム内の警告音を聴いてきたまん花ですら、この仕様には今でも首を傾げたくなることがあります。

死がすべてを奪う虚無のループ

そして、死の先に待っているのは完全な無です。多くの現代的ローグライト(ローグ「ライト」)では、死んでも何かしらの恒久的な強化リソースを持ち帰れますが、本作の初期状態は極めてシビアです。せっかく集めた強力な武器も、積み上げたパワーアップも、すべてその場にドロップして失われます。

「もう一度挑戦しよう」と思わせる導線が弱く、ただただ「時間を無駄にした」という感覚だけが残る。特にソロプレイで1時間をかけてボスまで辿り着き、理不尽な攻撃で一瞬にしてすべてを失った時の喪失感は、筆舌に尽くしがたいものがあります。この「徒労感」の蓄積こそが、Steamでの低評価レビューの正体なのです。

(プレイ時間: 0時間) The game is raw and BAD even if it was FREE to Play. … After death, and you’ll die a lot, you lose all of your progress, gold, items, levels etc with no ability to pick them back up, so you start from scratch EVERY SINGLE TIME. (日本語訳:このゲームは未完成で、例え無料だったとしても酷い出来だ。死んだら(そして頻繁に死ぬことになるが)、進行状況、ゴールド、アイテム、レベルのすべてを失い、回収もできない。毎回ゼロからのスタートだ。)

「死」に意味を見出せない設計が、挑戦の意欲を根こそぎ奪い去っていく。

それでも支持される理由

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ここまで散々に叩いてきましたが、それでも『LORT』の好評率は71%を維持しています。この数字は、本作が「クソゲー」の一言で片付けられない魅力を持っていることを証明しています。では、何がプレイヤーを惹きつけて離さないのでしょうか。

それは、すべてが噛み合った瞬間の「爆発的な爽快感」です。本作には100種類以上のパワーアップが存在しますが、これらがシナジー(相乗効果)を起こした時の破壊力は、他のゲームの追随を許しません。「ノーのバリア」で敵の攻撃を完封し、「老害の祝福」で周囲にデバフを撒き散らし、「さらっと快適ショートパンツ」で超高速移動を実現する。

混沌が生み出す協力プレイの化学反応

特に4人以上のマルチプレイになると、ゲームの表情は一変します。一人が敵を引きつけ、一人が遠距離から支援し、もう一人が回復を担当する。誰かが倒れても仲間が即座に駆けつけて復活させる。この「助け合い」のサイクルが回り始めると、ソロの時に感じた理不尽さは「乗り越えるべき愉快なハードル」へと変わります。

眼球が乾燥して砂漠になるほど画面を注視して戦う乱戦の中、仲間の放ったド派手な魔法が画面を埋め尽くし、巨大なボスが面白いように溶けていく。その光景はまさに「協力プレイの極致」であり、これこそが開発者の見せたかった景色なのでしょう。フレンドと一緒にボイスチャットで叫びながら遊ぶなら、本作は2000円以下のゲームとしては破格のエンターテインメントを提供してくれます。

ビルド構築の先に待つ「全能感」の快楽

また、一部のプレイヤーが指摘するように、メタプログレッション(恒久強化)が進むと、ゲームプレイは劇的に快適になります。「ジュース」を集めてステータスを底上げし、強力な武器をアンロックしていく過程は、ローグライト愛好家にとって抗いがたい快楽です。

「最初はゴブリンにつつかれて死んでいた自分が、今や神をワンパンで沈めている」。この圧倒的な成長のダイナミズムこそが、本作の核にあります。メイジ(魔法使い)のスキル回しが完璧に決まった時の高揚感や、レア度の高い武器を拾った時の興奮は、不満点を一時的に忘れさせるほどの魔力を持っています。低評価を付けている人の中にも、「アプデで化けるのを待っている」という期待を込めている層が一定数存在するのは、このポテンシャルゆえでしょう。

理不尽な泥沼の先にだけ存在する、極上の「全能感」が中毒者を生んでいる。


最終評価と購入ガイド

さて、結論を出しましょう。

『LORT』は、「宝石の原石を、トゲ付きのワイヤーでぐるぐる巻きにしたようなゲーム」です。その輝き(楽しさ)に辿り着くためには、血を流す(理不尽な難易度に耐える)覚悟が必要です。開発元のBig Distractionは、まさにプレイヤーを「大きく紛らわせる(Distraction)」ことに成功していますが、それが良い方向か悪い方向かは、あなたが「ソロ派」か「マルチ派」かによって180度変わります。

まん花としては、このゲームを「万人に勧めること」はできません。しかし、「特定の飢えたゲーマー」にとっては、これ以上ないご馳走になる可能性を秘めています。今後のアップデートでマッチング機能が追加され、スケーリングが調整されれば、間違いなく神ゲーの仲間入りを果たすでしょう。今はまだ、その「成長痛」を共に楽しめる酔狂なプレイヤーのための聖域といったところでしょうか。

✅ 購入をお勧めする人

  • 常に一緒に遊べるフレンドが3人以上確保できる人
  • 理不尽な難易度を「壁」ではなく「挑戦」と捉えられるドMな気質の人
  • 圧倒的なインフレビルドを構築して、すべてを破壊する快感に飢えている人

❎ 購入を避けるべき人

  • 基本的に1人でじっくり、かつ公平な難易度で遊びたいソロプレイヤー
  • 丁寧なチュートリアルや、親切なQoL(利便性)をゲームに求める人
  • 「死」に対して明確な報酬や意味を求める、効率重視のプレイヤー

執筆:どす恋まん花

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