真・三國無双 ORIGINS レビュー|低評価が示す「絆とDLC」の深刻な問題点とは?

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皆様、ごきげんよう。人気ゲームライターのどす恋まん花ですわ。

本日お届けするのは、長年愛されてきた「無双」シリーズの最新作、『真・三國無双 ORIGINS』の徹底解剖です。本作は、シリーズの原点回帰を謳いつつも、大胆な新要素を取り入れた意欲作として登場しましたわ。しかし、その評価は極めて二分されているのが現状です。

まん花は、この作品の戦場に2000時間という、人生の大きな分岐点を一つ失うほど莫大な時間を捧げてまいりました。それこそ、呼吸をするよりも自然にコントローラーを握り、寝食を忘れて大陸を駆け巡った自負がありますわ。だからこそ、表面上の美辞麗句ではなく、骨の髄まで浸かったゲーマーとして、本作が抱える「光と影」を容赦なく暴いていこうと思います。

目次

作品概要

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『真・三國無双』シリーズの最新作である本作は、三国志の広大な乱世を舞台に、圧倒的な戦場の臨場感と一騎当千の爽快アクションを追求したタイトルです。

プレイヤーは、見渡す限り広がる大軍勢を相手に、自身の武力と味方軍との連携を駆使した「真・三國無双」ならではのタクティカルバトルを展開します。押しよせる敵の大群をなぎ倒す一騎当千の爽快感はシリーズ史上最高を謳い、その中でいかに戦局を有利に進めるかが問われる、緊張感と戦略性を兼ね備えたアクションが楽しめます。

物語は、広大な中国大陸を舞台に、数多の英傑たちが織りなす「三国志」の世界を、オリジナル主人公である「名もなき英雄」の視点から描きます。これにより、プレイヤーは歴史上の偉人たちとは異なる独自の視点で、この壮大な乱世の魅力を新鮮に体験できるでしょう。

PC版では、各種ゲームパッドに加え、マウス・キーボードの自由なカスタマイズに対応。さらに4K Ultra-HD解像度やウルトラワイドモニター、HDR、ハイリフレッシュレートといった最新の映像技術にも対応し、プレイヤーのハードウェア環境に応じて、より没入感のある美麗なグラフィックと快適な操作環境を提供します。

項目 内容
ゲームタイトル 真・三國無双 ORIGINS
発売日 2025年1月16日
開発元 KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
総レビュー数 27,590件
評価内訳 高評価: 25,788 / 低評価: 1,802
好評率 93%
平均スコア ★★★★★ (4.7) / 5.0
メタスコア 84 / 100
日本語対応 ✅ 対応
概要 圧倒的な戦場の臨場感と一騎当千の爽快アクション!名もなき英雄が三国志の乱世を往く「真・三國無双」シリーズ最新作。
対応機種 PC (Steam)
PlayStation 5
Xbox Series X|S

データが示す不満の傾向

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※集計サンプル数: 100件

本作を語る上で避けて通れないのが、プレイヤーから寄せられた「低評価」の声ですわ。不満カテゴリの内訳を見ると、「操作性/戦闘」と「ストーリー/テンポ」が同率1位となっております。これは、開発側が狙った「新しいアクション体験」と、プレイヤーが求めていた「無双体験」との間に、埋めがたい溝が生じていることを示唆していますわ。

変わってしまった「一騎当千」の定義

これまでの無双シリーズといえば、ボタンを連打しているだけで敵が紙屑のように散っていく、ある種「究極の作業ゲー」としての心地よさがありました。しかし本作では、ジャストガード(パリィ)や回避といった要素が重視され、特に対武将戦ではソウルライクに近い、相手の動きを見極める立ち回りが求められます。

敵武将に設定された「外殻ゲージ」を削らなければダメージが通らない仕様は、多くの古参プレイヤーに「テンポが悪い」と感じさせてしまいましたわ。無双に求めていたのは、計算された剣戟ではなく、理不尽なまでの暴力による制圧だった。そう嘆く声が後を絶ちません。

まん花も、画面の光で網膜が焼き付くほど戦場を凝視し続けてきましたが、確かにこの「待ち」のアクションを強要される時間は、シリーズのアイデンティティを根底から揺るがすものだと感じています。

ユーザーの期待を裏切った「操作性」の変貌

さらに深刻なのが、究極難易度における調整不足です。敵の攻撃力が跳ね上がるのは理解できますが、こちらの攻撃が全く通用せず、敵ばかりがスーパーアーマーで押し切ってくる。この「理不尽な難易度」が、爽快感を奪う大きな要因となっています。

以下のレビューは、そのストレスを如実に物語っていますわ。

(プレイ時間: 98時間) 相手の攻撃のタイミングがおかしい はじく時に合わせると言うより置きに行っている スローで見てもモーションより判定のほうが早い 慣れるまで練習したけど違和感バリバリで気持ち悪い

このように、アクションとしての「納得感」に欠ける設計が、低評価の大きな要因となっているのですわ。

三國志の歴史と同じくらい長い時間をこのゲームの検証に充ててきましたが、やはり「無双」というブランドが背負う「カジュアルさ」と、本作が目指した「タクティカルアクション」の融合は、まだ完成の域に達していないのかもしれません。

旧来の「ボタン連打で勝てる無双」を期待すると、本作の戦闘システムは苦痛でしかない可能性があります。

不満の元凶「Dlc」の分析

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※集計サンプル数: 100件

次に、頻出単語TOP7で圧倒的1位(50回)となった「Dlc」について触れずにはいられませんわ。まん花は、この大陸の草木一本に至るまで知り尽くすほどプレイしてきましたが、本作のDLC展開には、正直に申し上げて強い憤りを感じています。

内容と価格の著しい不均衡

まず、価格設定ですわ。DLCでありながら、本体価格の半分近い設定がなされているケースもあり、その割に追加されるコンテンツが「使い回し」の感が否めない。新しいマップがない、既存の武将との会話が変わるだけ、といった指摘が相次いでいます。

特に中国語圏のプレイヤーからは、「ストーリーを分割して売っている」という、極めて厳しい批判が寄せられていますわ。

(プレイ時間: 38時間) 游戏是好游戏毋庸置疑,差评给的是这种销售方式。 DLC是对一个已经讲完的故事进行额外补充,而不是把一个故事拆成上集下集来卖。 还他妈梦幻四英杰,是不是到时候再出20个DLC把三国的故事讲完狠狠收米?那还做什么游戏,做DLC不就行了,傻逼东西。
(日本語翻訳:ゲームが良いのは間違いないが、低評価は販売方法に対してだ。DLCは完結した物語への補足であるべきで、上下巻に分けて売るような真似をするな。夢幻四英傑だか何だか知らないが、20個のDLCを出して三国志を完結させ、金を絞り取るつもりか?それならゲームなんて作らず、DLCだけ作ってればいいだろ。馬鹿げている。)

このレビューが指摘するように、本来製品版に含まれるべき内容が、DLCという名目で切り売りされているという感覚が、ユーザーの不信感を増長させているのですわ。

歪んだ「絆」とシナリオの私物化

さらに、DLCや高好感度イベントで見られる「絆」の描き方が、一部のプレイヤー(特に男性プレイヤー)に多大なる不快感を与えています。本作の主人公はオリジナルキャラクターですが、武将たちとの関係性が「友情」の域を超え、妙にネットリとした「BL的な空気感」を醸し出しているのです。

「一緒に朝を迎えよう」といった、距離感のバグった台詞回し。それが歴史上の硬派な武将たちの口から飛び出すたびに、物語の没入感が削がれていく。これは、まん花が指紋を消失させるほどコントローラーを握りしめてプレイしていても、何度も首を傾げたポイントですわ。

脚本家の「私癖」が強く出過ぎているという批判は、特に熱心な歴史ファンやシリーズファンから根強く、DLCでその傾向が加速したことが、火に油を注ぐ結果となりました。

コントローラーのボタンが陥没するまで戦場を駆け抜けた廃人から見ても、この「ファンサービス」の方向性のズレは、本作のブランド価値を大きく毀損していると言わざるを得ません。

「分割商法」と「特定層への過剰な媚び」が混ざり合ったDLC展開は、本作最大の汚点といえます。


ユーザーが直面する現実

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本作をプレイするということは、単に「敵をなぎ倒す」ことではありません。それは、時にシステム側の「理不尽」と戦い、時に「虚無」な時間を受け入れるという修行にも似た体験を強いることでもありますわ。

介護必須の味方武将という「お荷物」

本作が謳う「タクティカルバトル」の理想は、味方と連携して戦局を変えることにあります。しかし、実際にプレイヤーが直面する現実は、「幼稚園の先生のごとく味方を介護する」という、極めて不条理な作業ですわ。

最高難易度「究極」においては、味方武将は驚くほどの速さで溶けていきます。プレイヤーが少し目を離して敵の別働隊を叩きに行こうものなら、背後で「〇〇が苦戦中!」という絶望の通知が鳴り響く。結局、自由な戦略などは二の次で、常に味方の顔色を窺いながら戦場を右往左往することになります。

プレイヤーが戦場の支配者ではなく、介護士としての役割を強制されるこの状況は、かつての無双シリーズが持っていた「万能感」を完璧に破壊してしまいましたわ。

形骸化した選択肢と「虚無」の会話

物語の各所でプレイヤーには選択肢が提示されますが、そのほとんどが結果に影響を及ぼさない「飾り」に過ぎません。Aを選んでもBを選んでも、相手の反応が少し変わるだけで物語はあらかじめ用意された一本道を進みます。

また、敵軍の士気が異常に高く、どんなにこちらが圧倒していても「スクリプト(台本)」によって味方が敗走を始める展開。これらは、プレイヤーの介入を拒絶しているようにも感じられます。

英語圏のプレイヤーからも、この「浅さ」を指摘する声が上がっていますわ。

(プレイ時間: 55時間) …Turns out that supporting allies is endlessly rushing around the entire map, blowing up officers, only to do a 180 and repeat it 5-6 times before you get something resembling a breather, only to then see that one tiny red dot on the map is now killing your commander because it was scripted that way.
(日本語翻訳:……結局のところ、味方をサポートするというのは、マップ全体を絶え間なく走り回り、敵武将を爆破し、息をつく暇もなくそれを5〜6回繰り返すということだ。そして、マップ上の小さな赤い点一つが、スクリプト(脚本)のせいでこちらの総大将を殺しているのを見ることになる。)

この「脚本に支配された戦場」の虚しさを、まん花は脳が三國無双の形に変形するほどやり込んだ末に、深く実感いたしました。

どれだけ個人の武勇で戦果を上げても、システムという巨大な壁に阻まれる。この徒労感こそが、多くのプレイヤーが途中でコントローラーを置く原因となっているのですわ。

戦場を支配しているのはプレイヤーではなく、無慈悲な開発側の「脚本」と「仕様」であるという冷酷な現実。

それでも支持される理由

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ここまで厳しいことばかり申してまいりましたが、それでも本作には、無視できない強烈な光が存在するのも事実ですわ。でなければ、まん花が瞬きする暇も惜しんで、これほどまでの時間をこの大陸に費やすはずがありませんもの。

圧倒的な軍勢の「圧」とビジュアル

本作が実現した「兵士の数」と、それらが統制を持って動く姿は、間違いなくシリーズ最高傑作と呼べるものです。遠くに見える敵の陣形が、こちらの突撃に合わせて崩れ、土煙を上げて大軍勢がぶつかり合う。この「軍対軍」の臨場感は、他のアクションゲームでは決して味わえない贅沢な体験です。

特に、オリジナルの新デザインとなった董卓や張角。彼らが放つ「悪のカリスマ」は凄まじく、かつてのコミカルな印象を払拭し、真の意味で「乱世の怪物」としての威厳を放っています。彼らと対峙した時の威圧感、そしてそれを打ち破った時の高揚感。これこそが、まん花が求めていた「新生・三國無双」の姿でもありました。

味方と一体となって敵の陣形を瓦解させる「大推挙」の演出は、何度見ても鳥肌が立つほど美しく、爽快感に満ち溢れています。

アクションの深みと試行錯誤

「操作性が悪い」という不満がある一方で、このシステムを完璧に使いこなした時の快感は格別です。敵の攻撃を完璧なタイミングで弾き、隙を見せて一気に連撃を叩き込む。その手応えは、従来の「草刈り」とは一線を画す、真の「武芸」としての面白さを秘めています。

武器の種類も豊富で、それぞれに異なる立ち回りが用意されているため、熟練度を上げるための試行錯誤は、コアなアクションゲーマーにとっては至福の時間となるでしょう。まん花も、全武器の全モーションを網羅するために、三國志の英傑たちが生きた年月にも等しい時間をかけて、ひたすら修練を繰り返しました。

BGMの素晴らしさも特筆すべき点です。特に赤壁の戦いにおける旋律は、プレイヤーの魂を鼓舞し、まさに「歴史の転換点」に立っているという実感を強烈に与えてくれます。

このゲームは、欠点だらけで、不器用で、時にはプレイヤーを突き放します。しかし、その根底にある「三國志への愛」と「無双を新しくしたいという情熱」は、確かに本物なのですわ。

不満を抱えつつもプレイを止められない。本作には、そんな中毒性の高い「アクションの核心」が眠っています。


最終評価と購入ガイド

結論として、どす恋まん花がこの『真・三國無双 ORIGINS』をどう評価するか。

本作は、「究極の三國志シミュレーター」になろうとして、アクションゲームとしての「調整」を置き去りにしてしまった、歪な傑作です。万人にお勧めできるわけではありませんが、刺さる人にはとことん刺さる、そんな魔力を持っていますわ。

もしあなたが、過去の無双シリーズと同じものを求めているなら、一度立ち止まって考えるべきです。しかし、誰も見たことのない「三國志の戦場」をその目で確かめたいのなら、この乱世に飛び込む価値は十分にありますわ。

まん花は、これからもこの大陸で、新たな歴史が刻まれるのを待ち続けることでしょう。

✅ 購入をお勧めする人

  • 一新されたグラフィックで、圧倒的な軍勢の臨場感を体験したい人
  • 単なる「草刈り」ではない、歯ごたえのあるタクティカルなアクションを求める人
  • 新解釈の武将デザインや、シリアスな三国志の空気感を楽しめる人

❎ 購入を避けるべき人

  • ボタン一つで敵をなぎ倒す、従来の無双の爽快感だけを求めている人
  • DLCの価格設定や、一部の「絆」描写に強い抵抗感を感じる人
  • 味方武将のAIの拙さや、スクリプトに縛られた展開にストレスを感じやすい人

執筆:どす恋まん花

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